なぜFXでは海外業者が有利なのか?

証券会社を選ぶ際、ポイントはいくつか有ります。スプレッド、約定力、スワップポイント、企業規模などを挙げる人が多いのではないでしょうか?実際スプレッド(業者が差し引く手数料)が狭い程お得ですし、スワップが多ければそれもお得ですよね。ですが実際に最重要視しなければいけないのは方式です。

DD方式とNDD方式

通常、取引は以下の流れで行われます。想像できますよね?ちなみにインターバンクとは金融機関の事ですが、「市場」とイメージした方が理解し易いでしょう。

あなた
業者
インターバンク

この取引の流れですが、実は2種類あるのです。それがDD(ディーリングデスク)方式とNDD(ノーディーリングデスク)方式。ディーリングデスクとは簡単に言えばディーラー、つまり上図で言う業者の事です。

「えっ?じゃあNDDは業者がいないの?」

と思われた方がいるといけないのでまずはNDDの説明を。NDDも勿論業者はいます、御安心ください。ただし取引にはノータッチ(あなたの注文を直接インターバンクに繋ぐ)という事です。つまり業者は取次の場所のみを提供して、その手数料が収益の柱となるわけです。手数料を増やす為には、あなたにできるだけ永く多くの金額を運用して貰う必要があるわけです。コレはあなたの運用額が増えれば増える程、比例して業者の利益も増えると言う事です。「あなた」と「業者」の利益が正比例でリンクしているわけですね。コチラは海外で主流の方式です。イメージとしては「ショッピングモールを運営して、テナントから利益の5%を手数料として頂きますよ。」という感じでしょうか。この場合テナントの利益が増えれば増えた分、モールの運営者の利益も増えます。

では一方DD方式はどうでしょう?日本の多くの証券会社がコチラの方式です。勿論、DD方式でも手数料は発生しますが海外と比較すれば手数料が安過ぎる事にすぐ気付くはずです。「この手数料で会社が成り立つんだろうか?」と疑問に思われた方は才能ありです。安さの裏には当然理由があります。単純な話ですが「業者」が「あなた」からの注文を「インターバンク」に通さなかった場合どうなるでしょう?その取引がマイナスになれば「業者」は儲かります。逆にその取引がプラスになれば「業者」は損をします。しかし約定タイミングをずらして業者側の損失額を少なくする事は可能です。DD方式がスリッページの発生率・幅共にNDDより大きいのはこの辺りに理由があると考えるのが自然ではないでしょうか?そもそも手数料分マイナススタートのユーザーと、手数料の必要がない業者とでイーブンな駆引きは実質不可能です。コチラのイメージはカジノです。入場料で一定の利益を確保し、中では客の損失がそのまま利益となる。多くの人が負ける図式です。

もっとはっきり言ってしまえば、なぜNDD方式にしないのか?と言う素朴な疑問です。注文をそのまま通すなら全てNDD方式で良いはずです。言い換えるとそのまま通さないケースがあるからこそのDD方式です。DDでもNDDでもユーザーの利益に影響はないと主張するサイトが散見されますが、それであればNDD方式一本の方が業者側にとってもランニングコストの削減に繋がるはずですがね。

じゃあDD方式の会社はダメなの?

いえいえ一概にそうとは言えません。国内のDD方式を採用するFX会社の多くがスプレッド幅が狭く、ある意味では初心者向けとも言えます。基本はDD方式の国内1社と、NDD方式の海外1社に口座を開設して使い分けるのが理想です。通常はレバレッジを効かせて海外FXを使い、変動するスプレッドの幅が大きくなった場合には国内業者でカバーする。慣れてくればそういうスタイルが最も利益を生みやすいのではないでしょうか?

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